再生少女二章
再生少女
二章
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あら？
昨日のお客さまね？
こんにちは。
またお会いできて、うれしいわ。
相変わらず、ゴミばかりの街でしょう？ココは。
私たち、今日は、アルミ缶を集めて街を回っているところなのよ。
そうそう。
今回は、灯台の周辺をご案内する約束だったわね。
では、さっそく、案内をはじめましょう。
え？
仕事の最中なのに、いいのか、ですって？
大丈夫よ。
だって、ほら、もうすぐ袋いっぱいにアルミ缶が集まるの。
今日は、このコとふたりで集めているので、イイ感じのペースで……、あ、昨日再生したこの再生少女、覚えているでしょう？
え？
灯台のご主人は、どうしているか、ですって……？
ご主人は、偉大な研究者だもの。
もちろん、ひがな一日、研究室にこもりっきりよ。
彼は、今、
とても重要で優秀ですばらしい
一世一代の大研究
の、真っ最中なのだから。ね。
そうそう。街のご案内だったわね。
行きましょう。
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では、お客さま。ご案内しましょう。
こちらが我が街の……
不用パソコン置き場。
旧型ばかりだけど、ほとんど生きてるの。もったいないわ。
お客さま。
こちらが我が街の……
死体置き場。
ほとんど生きてるの。もったいないわよね。
お客さま。
そして、こちらが我が街の観光名所の……
温泉よ。
にごって見えるのは、ただの工場排水のせいよ。
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