再生少女二章
うふふ。どう?
今日の完成度は!
今日も、良い出来だと思わない?



ぱっちり
ご主人ーーッ
再生終わりましたァァ
ましたァァ
ましたァァ
再生が終わったので、これから、お夕食作りますぅぅーー。
はいぃ?夕食は食べたばっかり……?
いーえー、まだですよーーー、ご主人は、これからお夕食、召し上がるのですよーー。
あ。 ごめんなさい。
大声を出してしまって。
いつも、こうなの。
ご主人は、食事を済ませたかどうかも、すぐに忘れてしまうのよ。
……え?
まだ疑っているの?
本当に彼は、稀少の天才と呼ばれるすばらしい研究者よ。本当なのよ。だって、あの再生器械を発明したのは、彼なのだから。
あの器械はね、他にも、古新聞からハガキを作ったり、ポリプロピレンから鮭の切り身やおろし大根を作ることも可能なの。
ねっ?すばらしいでしょう?!
それに!今とりかかっている研究だって、それは、もう、夢のようなすばらしい研究なのよ!本当に、尊敬せずにはいられないわーーーー!!
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